最小表示までばっちり!の“正しいはかり”に必要な「感じの検査」をチェック

正確に重さをはかるには、はかりの検査が必要不可欠。

検査後に作成する質量計検査成績書を見ると、さまざまな検査項目がずらり。

例えば……

繰り返し検査
器差検査
偏置検査

などなど。

今回注目したいのは、質量計検査成績書の赤枠で囲っている「感じの検査」です。

「繰り返し検査」なら何度も検査するのかな?
「器差検査」なら何かは分からないけれど、器差ってものを検査するのかな?
「偏置検査」なら真ん中以外に置いて検査するのかな?
なんて想像もつきますが……

感じを検査するって……? 何の検査かちょっと想像がつきにくいですよね。

「感じの検査」で調べるのは、重いものを載せてから軽いものを載せたときに、正しく目盛りが動くかどうか。
はかりがきちんと重さを感じ取っているかを調べるから「感じの検査」というわけです。

検査ではまずは大きな分銅をはかりに載せて、そのあと目量の2倍の分銅を載せます。
目量とははかりではかれる最小表示のこと。
例えば100gが最小表示のはかりなら、大きな分銅をはかりに載せたあとに、200gの分銅を載せます。

そして目盛りをチェック!

載せた分銅の重さどおりに、正しくはかりの表示が変われば合格!です。

全ての検査が終わったら質量計検査成績書を作成。
冒頭の書類ができあがります。

 

普段はこんなに大きな枕型分銅を使っているメジャーテックツルミでも、「感じの検査」では小さな分銅が必須。

そこで今回、胸ポケットに入るくらいの小さな分銅を探して購入しました。

コンパクトサイズの分銅がやってきて「感じの検査」がよりスムーズです。

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