計量法に基づく国家資格「一般計量士」
2023年12月に行われた試験の合格率は24.9%です。
同じ国家資格の合格率は、税理士資格が約20%、裁判官・弁護士・検察官になるための司法試験が20~40%
合格率を比べると、決して簡単な試験ではないと分かるはず。
一般計量士に求められる専門知識をきちんと学ぶことで合格できる試験です。
ただし中には高卒レベルの数学を知っていれば解ける問題も。
…とはいえ真面目に数学を勉強した人限定です。
そこで今回は、一般計量士国家試験の過去問から、高校数学を勉強していれば解ける問題をピックアップしました。
「正しい計量」のために欠かせない存在である「一般計量士」の試験に、ぜひチャレンジしてみてください!
問題
命中率8割のクレー射撃選手が6回の射撃をしたとき、4回だけ命中する確率として最も近い値を、次の中から一つ選べ。① 0.13
② 0.18
③ 0.25
④ 0.32
⑤ 0.44
出典:経済産業省|令和5年12月実施(第74回)計量士国家試験問題 計量に関する基礎知識
ヒントは「反復試行の確率」です。
実は数学Aで学んでいる「反復公式の確率」覚えていますか?
まずは復習しましょう!
反復試行の確率とは、確率pで成功する行動をn回したとき、k回成功する確率のこと。
公式は以下の通りです。
この公式に当てはめると、過去問を解けますよ。
紹介した過去問では、
確率pは80%のため分数で表すと4/5
行動の回数nは6回
成功する回数kは4回
これを公式に当てはめて計算すると…
③ 0.25 でした!
高校数学、思い出しましたか?
「楽勝だった!」という人も、
「難しかった~」という人も、
次はぜひ本番にチャレンジしてみてくださいね。
これから受験するなら1番早いのは2025年12月の試験。
1年3ヶ月あれば、きっと合格できるはず……!?
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